第4章 熱狂

 

今回は第4章熱狂を読んだ。

この章では、前章の続きで高校時代について書かれている。

 

章題にもあるように、ポールはコンピュータープログラミングにものすごく惹きつけられていたことが分かった。他の学科の勉強が犠牲になり、先生も嘆いていたようだ。

常にコンピューターの前にいて、食事さえも腹が減って死にそうになって、ようやく食べるという感じだ。

集中して自分の世界に入ると時間を忘れ、バスは終わってしまい、1時間くらい歩いて帰宅することもあったそう。

 

この時代は今ほどコンピューターは普及していないため、会社や大学などでないと自由に使えなかった。これまではCCCという会社で、PDP-10という新型コンピューターの受け入れ試験を手伝うため使うことができていたが、試験が終われば使うのにお金がかかってしまう。お金がかかるようになってからも、親が払ってくれていたが、やがて限界になるだろうと2人は感じていた。

そこで2人が起こした行動がすごかった。それは、コンピューターの管理者パスワードを突き止めるというのだった。そうすれば、無料でコンピューターを利用できるのではと考えたからだ。

しかし、後日勝手に操作したことがバレて、CCCから追放されてしまった。つまりコンピューターの利用ができなくなってしまったのだ。

 

この後、友人のつてで運よくワシントン大学のコンピューターを使えることになったり、罪が許されCCCのコンピューターが使えるようになったりと話が進んで行く。最終的に、CCCが倒産してまた使えなくなってしまうのだが…。

 

私は、常にコンピューターを利用するための手段を探す、その熱意がすごいなと思った。私はここまで何かに熱中したことが今までにないので、時間を忘れるほど自分が集中できるもの、熱中できるものに出会えたらいいなと思った。