第6章 2+2=4!

 

今回は第6章を読んだ。

 

ポールはビルに呼ばれボストンに行き、大学を休学してハネウェル社というコンピュータ企業で働き始めた。

 

ハネウェル社はストレスが少ない会社として知られ、形式張ったところがなく、服装も自由でネクタイをするよう強要されたりもしなかった。同僚もいい人たちで、誰もが優秀で信頼のおけるソフトエンジニアだったそう。

 

しかし、仕事は決まりきった作業が多く、ポールにとっては退屈なものだった。

ポールは自分の力で新しいアイデアを出し、それを作り出すことに喜びを感じる人なんだろうなとここまで読んだところで感じた。

 

 ハネウェル社で働きながら、休みの日にはマイクロプロセッサについて考えていた。新しいコンピュータを作れないかとビルにアイデアを出すが、全てを否定されたそう。ポールが出したアイデアは時代を先取りしすぎたものや、自分たちの能力を超えているものだったからだ。本の中でも、ビルが現実的で助かったと書かれている部分がある。2人は本当にいい関係性だなと改めて感じた。

 

その後、ビルの賛同を得て、アルテア8800というコンピュータ向けのBASICという言語を開発することになる。

 

アルテア8800というのはMITS社というコンピュータの製造メーカーが開発した、最新式のミニコンピュータである。このコンピュータで動作するBASICはまだ無く、一番最初に会社に持ってきた人と契約を結ぶとMITS社の創業者、エド・ロバーツは言った。

 

ポールはビルと、モンテという仲間を加えて、開発作業に取り組み、約2ヶ月後に完成させた。

完成したBASICを持ってMITS社に向かい、社員が見守る中、テストを行った。テストは無事成功。アルテア8800でBASICが正常に動作したのである。MITS社との契約は成立し、ついに自分たちのビジネスを始められることになった。

 

正常に動作したときは、最高の瞬間だったとポールは述べている。

約2ヶ月間とてもハードな生活をしていたが、その努力が実り、自分が思い描いていたことが現実になった喜びは、ものすごく大きかったんだろうなと思った。

また、何かを協力して作り出すというのは素敵なことだなと思った。

 

今後も読むのが楽しみだ。