第2章 ルーツ
今回は第2章ルーツ(22p〜41p)を読んだ。
この章では、ポール・アレンの幼少期、また、家族についても書かれている。
この章を読んで、家族の影響の大きさを改めて感じた。
ポールの父は、名誉を重んじ、真面目で慎重。
「言葉よりも行動の人」とも書かれている。
また、父の人生の知恵として、「好きなことを仕事にしろ。どんなことを仕事にしても、それを好きになれ」というのがある。
実際にポールも、自分の興味のあることは追求し続け、どんどん行動に起こしていく。この行動力はなかなか真似できないものだと感じたし、この先成功した理由の一つではないかなと思った。
一方母は、大の本好きで、家にはまるで大学図書館のような書棚があり、そこに入りきらないほどたくさんの本が置かれていたそうだ。
母の影響で、ポールにとって本は身近なものであり、幼稚園に入る前から本に触れる習慣があった。小さい頃から蒸気機関やガソリンエンジンなどの本を読み、科学にとても興味があった。その後、エレクトロニクスや、コンピュータに興味を持つきっかけにもなる。
家族や幼少期の経験は、やはりその人の生き方、人生に大きく影響するんだなと感じた。私自身も、あの経験がなかったら今こうなってなかっただろうと思うことがある。自分の過去を振り返ってみるのも面白いかもしれないなと思った。
第1章 チャンス
マイクロソフトのもう一人の創業者、ポール・アレン。彼の自伝『ぼくとビル・ゲイツとマイクロソフト アイデアマンの軌跡と夢』(ポール・アレン著 夏目大訳)を読んで感じたことを書いていこうと思う。
今回は第1章チャンスを読んだ。
この章で印象に残ったのは、ポール・アレンとビル・ゲイツのバランスの良さである。
ポール・アレンは、題名にもあるようにアイデアマンで、実現性は無視してアイデアを出す。一方ビル・ゲイツは現実的で、ポール・アレンが出したアイデアの難点を指摘し、実現可能なもの、可能性があるときにゴーサインを出す。この2人のバランスの良さが、この後Microsoftを創業し、成長させる上でいい方向に進めることができたのではないかと感じた。
どんなときでも、人との関係の良さは大切なんだと改めて思った。事業を進める上でも、自分の得意な部分を生かし、苦手な部分を補い合うことで、上手く進めることができるんだなと思った。過去に成功したベンチャー企業に2人で始めた企業が多いことからもそのことが言えるのではないかなと思う。
この先読み進めていく上で、2人の関係性がどうなっていくのかにも注目していきたい。